ヤドカリから始める不動産賃貸業の始め方

不動産賃貸業は事業の中では比較的安定性があり、参入しやすい業種です。

とはいえ、大事な貯金をはたくのは事実ですから、なるべく失敗したくないという気持ちももちろん理解できます。

不動産と慣れ親しむという観点から、「ヤドカリ賃貸業」という選択肢を紹介します。

いずれ貸すために、マイホームを買う

ヤドカリ賃貸業は、まず自分が住むための家を購入し、いずれ賃貸に出す手法です。

住宅ローンを用いた購入を指すケースが多いですね。

しばらくは自分が住み、ローンの残債を減らしていく。

払い切ったら自分が別の場所に引っ越し、そこを貸す。

その賃料で新しい家の支払いを済ませる・・・までできたら完璧です！

なぜおすすめ？

ヤドカリには、他の方法にないメリットがあります。

不動産賃貸業をやる上で、心配事のひとつが「本当に借りてくれる人がいるのか？」ということ。

その不安はヤドカリ投資ならば完全に解消できるわけです。

また、入居後に家の不具合に気がついたとしても、自分が住んでいるから対応がしやすい。

入居者がついた状態だとDIYもできず、業者には足元をみられやすいです。

私自身もヤドカリ投資から不動産賃貸業を始めたクチです。

先ほどの流れを完璧に完成させることができました。

新しい家の支払いには足りませんが、十分補ってくれています。

これがない状態で今の家に住むと結構カツカツかも。。

こんなデメリットも忘れずに！

結婚して子供もいる、という人には向いてないです。子育て環境をコロコロ変えるのは難しいですよね。

特にお薦めなのは「独身で若い人」です。

単身者ならば状況の変化にも対応しやすいですし、そこまで大きい部屋も必要ないでしょう。

ちょっと広めの古いマンションなどは価格も抑えめですし、この戦略が取りやすい。

住宅ローンは「自分が住む条件で借りている」ことを忘れずに

住宅ローンを組んでいる物件を貸し出すには、少し手間がかかります。

下記は「フラット３５」という住宅ローン商品の注意書きです。

住宅ローンはあくまで「その人が住むために貸しているお金」なのです。

購入時に居住していても、投資に切り替えたら全額返済を求められる可能性があります。

転勤などやむを得ない場合は、売却をして全額返済をするのが基本線です。（状況によって応相談にはなりますが）

どの住宅ローンも、「借主が居住するからお金を貸している」わけです。なので金利を低くして貸してくれます。

ではどうすれば自宅を貸し出せるのでしょうか？

一番スッキリするのは、住宅ローンを払い切ってしまうことです。

完全に自宅になれば、誰からも怒られることはありません。

また、住宅ローンだから貸せないのであって、他の種類の融資を受ければ貸し出すことは可能です。

住宅ローンを借りている銀行に相談にいくとよいでしょう。

風の噂では、黙って貸してしまう人もいるとかいないとか・・・げふげふ。

⚪︎返済し切れば怖いものはほとんどない！

私自身の例をここで紹介しますね。

２０代後半の頃、初めて住宅ローンを組んで２３区内駅徒歩７分程度の区分マンションを1,500万で購入。

ワンルームではなく、２Kの間取りで賃貸時に差別化できると思ったことも購入に至った要因でした。

購入に際して車も手放し、一人暮らしで生活コストもそこまでかからなかったためどんどん残債は減りました。

そして結婚に至り家族構成が変わることを機に次の物件を購入。貯金をはたいて全額返済しました。

で、今は賃貸に出して毎月賃料をいただいております。立地がよいためここ８年間で退去は１回だけでした。

仮に今、崩壊するなどして資産価値ゼロになったとしても、初期投資は回収できている＆建て直したらいい金額で売れそうです。どっちに転んでも損しない優良物件を手に入れることができました。

この物件のおかげで、少し攻めた不動産投資をしています。

まとめ：若い人は選択の余地あり！車を買うくらいなら家買った方がよいのでは！？

今回紹介した方法は、特に若い人で「家賃がもったいないなぁ」と思う人にはお勧めできる手法です。

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住みながら壁紙やちょっとした設備をグレードアップしていくのも、将来の入居者に喜ばれるはず。

なによりDIYの腕も上がりますよ。

失敗しても自宅だし誰にも怒られません。どうしてもできないものだけ外注するのです。

いずれ自分が不動産賃貸業を始めるときに必ず役立ちます。

まずはathomeで良い物件を探してみましょう！