なぜ戸建を推すのですか？

不動産といっても、たくさんの種類がありますよね。マンションの１室（区分マンションといいます）や、アパート１棟まるごと買うとか。

なぜ私は戸建にこだわっているのか、少し説明させてください。

戸建賃貸のいいところ

私が推している主な理由は、次の５つです。

一度、アットホームなどで検索してみてください。アパートや区分マンションと比べて、戸建賃貸が少ないのがわかりますか？

戸建賃貸はその広さや特性ゆえに、主にファミリー層への貸し出しがメインになります。ファミリーであれば、戸建の方が周りに迷惑がかからないと考えるのが自然ですよね。

ですから、地方であるほど戸建賃貸の需要が高まる傾向があるのです。地方の戸建は安く売りに出ていることが多く、融資を受ける必要がありません。融資を受けてもいいのですが、初めての物件ではリスクを抑えて、賃貸業のイロハを学んだほうがいいと思います。

またファミリーをターゲットにするのは、長期間入居が見込めるからです。実は賃貸業で一番お金がかかるのは退去の時です。再び募集する際に、ある程度キレイにする必要があります。その回復のためのお金がかかるので、なるべく退去は避けたいところ。ファミリーは長期入居する傾向にあるのです。

事業なのでいい話だけではないです

では戸建賃貸は磐石なのでしょうか？

一番難しいところは修繕費です。買った物件がそのまま貸せることはあまりないので、どれくらい修繕費がかかるかを見極める必要があります。また古い家を買うことが多いので、保有している時の突発的な修繕（雨漏りや設備故障など）のための費用が大切です。

業者さんにお願いするにしても、その業者さんがぼったくってくる可能性もありますね。そこもハードルの一つとなっています。ただこれに関してはある程度防ぐ方法がありますから、いつか記事にしたいと思います。

修繕を全部業者に任せるのではなく、自分でできるところは自分でやると修繕費をおさえることができます。

そして物件自体安いとはいえ、数百万円単位でお金はかかります。何戸も買い進めていくには相応の資金力が必要です。

最初は戸建でデビューしてから、そのあとは融資を受けたり、もっと安い物件でレベルの高いのを狙うことをお勧めしています。

区分マンションとの違い

安い区分マンションではダメなのでしょうか？

ダメではありません。が、区分マンションは区分マンションで注意すべき点が変わってきます。

安い区分マンションは古いことが多いので、将来的に取り壊しになったり、すでにボロボロだったりします。これらはマンションの所有者の意向で決まりますから個人の力でどうすることもできません。マンションを買うならば、その物件の行末をじっくり想像しなくてはならないのです。修繕積立金なども値上がってしまうかもしれませんし。

そもそも地方ではマンションという選択肢がそもそも少なく、アパートか戸建がメインになってくるでしょう。地方でやるならまずは戸建からで問題ないと思います。

では首都圏の場合はどうでしょう？

首都圏での安い区分マンションを検索すると、だいたいワンルームが出てくるんですよね。ワンルームは賃料も安く、修繕積立金と管理費の割合が高くなるので利益がとりにくくなります。

もちろん戸建でも修繕費を取っておく必要があります。一方管理費は戸建の場合ほとんどかかりません。なんなら自主管理（業者に管理を任せず、自分で管理をすること）でも大丈夫です。

まとめ

といいつつ、私は区分マンションから始めたんですけど・・・😅

ヤドカリから始める不動産賃貸業の始め方 不動産賃貸業は事業の中では比較的安定性があり、参入しやすい業種です。 とはいえ、大事な貯金をはたくのは事実ですから、なるべく失敗...

不動産賃貸業の変化球パターンとしてはアリですが、やはり利回り的には悪いですよね。そもそもこの手法がとれる人も限られると思います。（できるなら、都心に区分マンションが買えるので悪くはないです）

あくまで成功の確率が高いというだけで、戸建だからと言って成功が保証されているわけではありません。が、戸建から不動産賃貸業のいろはを学ぶことに意義があると思っています。

学んだことを活かして、さらなる拡大を目指していきましょう！